2012年に川畑要さんとのボーカルデュオCHEMISTRY(ケミストリー)の活動休止を発表して以来ソロアーティストとして活躍中の堂珍嘉邦さんが12月7日に開幕するミュージカル『ヴェローナの二紳士』に出演をします。
今作はウィリアム・シェイクスピアの初期の喜劇で本公演では宮本亜門さんが演出を担当し堂珍さんは西川貴教さんが演じるプロテュースの親友ヴァレンタインを演じます。
最近は映画などにも出演し演技に挑戦している堂珍さんに今回のミュージカルへの意気込みと音楽と演技の両立にCHEMISTRYの今後などについて話を聞きました。
--CHEMISTRYとしての活動を一時休止しようと思った理由は?
やっぱり活動していくとアルバムを出してツアーをしてっていうルーティンワークになっていきますよね。
もちろん、活性化は毎回あって自分が音楽やグループに対してどういう存在になりたいかどうあるべきかをいろいろ試行錯誤しながらやっていく中でやっぱりそれでもルーティンワークになっていって……。
それで、もともとソロでやりたいソロでバンドをやりたいっていう欲求を持ち続けて10年というところがあったので10周年の区切りのいいところでソロに挑戦してみようと。
グループを継続しながらソロ活動をやることも可能だとは思うんですけどそれだとやっぱりソロでの本気度をなかなか感じてもらいにくいだろうなって。
ファンのみんなにも「もうやっていいでしょ?」って。
「ちょっと行ってきます」じゃないけど「(ソロの方に)来られる人は来てよ」みたいなことで。
--いつかグループの活動を再開する可能性はあるのでしょうか?
いい話があれば、ですかね。
やるんだったらその時は盛大にやりたいし。
まあ、向こう(メンバーの川畑要さん)次第ですよね。
だって(CHEMISTRYは)2人のものだから。
--俳優デビュー作は映画『真夏のオリオン』(09年)でしたが映画サイドからのお話があっての出演という形だったんですか?
そうですね。
10周年を迎える前そのルーティンワークの中で1回違うお仕事をやってみないと血が濁っちゃった自分に耐えられないと思っていて。
違うことをやればまた音楽も新鮮になるだろうし。
要するに食わず嫌いはやめようということですよね。
前は例えばプロモーションビデオでちょっとダンスやお芝居のシーンを撮らなきゃいけないっていったら「できない」「やらない」っていうスタンスだったんですけど10周年の間際になってちょっとダンスにトライするようになったり。
自分の固まっちゃった部分を取った方がいいよなっていう改革ですよね。
--その後、音楽劇『醒めながら見る夢』(11年)や同タイトルの映画(14年)にも出演されています。
お芝居の経験が音楽活動に生かされている部分は?
舞台や映画の台本って言葉からのイメージ情報関係性その時の心情みたいなものをものすごく考えていかなきゃいけなくてそういう意味ですごく深読みをしなきゃいけないと思うんですよ。
掘り下げることが勉強になるというか。
自分の歌も掘り下げたらもっと緻密になるかもしれないライブパフォーマンスをする時に『ここはもうちょっと深くできそうだな』っていうのはありますね。
--今回のミュージカル『ヴェローナの二紳士』は喜劇のラブストーリーということですが堂珍さんが演じるヴァレンタインはどんな役柄なんでしょうか。
真っすぐで熱血漢で人がよくてだまされちゃったりもするけど「こうだ」って自分でひらめいたり気づいたりすることには突進してくタイプ。
でも突進していってる途中でも何か見つけるとまたそっちに行っちゃうしとにかく「突進、突進」みたいな。
自分とは違うかなあ。
僕は考えて行動するタイプですかね。
考えて行動するけど最初はフィーリングなんですよ。
フィーリングでロックオンしてから考えるという。
--ヴァレンタインは西川貴教さん演じるプロテュースに裏切られ好きな女性とも引き離されてしまうんですよね。
お客さんからしたらプロテュースのほうが悪者になっちゃうのですよ。
でも、そこはやっぱり西川さんの3枚目の感じとかハチャメチャでわちゃわちゃしてるところでうまくボヤけていくと思うんですよね。
そういった時に僕はいつでもピュアに突進していくことに徹するだけかなって。
--ちなみに島袋寛子さん武田真治さんブラザートムさんといった共演者の方々とは面識はあったんですか?
寛子ちゃんとは昔若い時に1回カラオケに行ったことがあるんだよな。
武田真治さんとブラザートムさんは『LOVE LOVE あいしてる』や『堂本兄弟』(フジテレビ系)系で会ったことがあってソロになってトムさんのラジオ番組に出させてもらったり。
--舞台に臨むにあたって体調管理で心がけていることは?
(日によって)お昼の12時には本番が始まるので12時に(状態を)トップにもってくるには89時には起きてひと汗かいてゴハンも食べて栄養をいき渡らせといてちゃんと冴(さ)えてる状態を作っていかなきゃいけないですよね。
音楽をやってると12時くらいにそろそろ起きて仕事に行くみたいなサイクルだから。
稽古(けいこ)が終わって夕方におなかが減るっていう感覚久々ですもんね(笑い)。
--では今作の見どころを含めメッセージをお願いします
小さなことで悩むのがバカバカしく思えるようなはっちゃけた舞台になればいいなと。
終わったあとにみんなで『楽しかったね。イエーイ』って肩組めるような感じになれたらいいなっていうのを目指してやっているから楽しいものに触れたいなっていう時にぜひこの舞台を選んでいただけたらうれしいです。
<プロフィ-ル> 1978年11月17日生まれ広島県出身。
2001年CHEMISTRYとしてシングル『PIECES OF A DREAM』でデビュー。
09年には映画『真夏のオリオン』で俳優デビュー。
12年からソロ活動を本格的にスタートさせます。
堂珍さんが初めてハマッたポップカルチャーはテレビアニメ「宇宙船サジタリウス」(86~87年、テレビ朝日系で放送)。
『小学校の頃(番組のオープニングテーマなどの)アニメソングもすごく好きでそれを歌いながら毎日学校に行ってたのを覚えてますね。
余裕ができたらDVDを入手したいと思ってます』
と話していました。
なるほど、堂珍君は元々ソロとしての活動がしたかったのですね
自身が成長していく事に様々な活動をする事も大切ですからね
CHEMISTRYもブームだったのは2000年代前半の頃だったからもう今は忘れてしまってる人もいるかもしれないけど堂珍君と川畑君が奏でる音楽は印象的で心に 残る曲が多かったですね(*^▽^)/★*☆♪
今は川畑君も音楽番組とかでレギュラー出演してるしすぐにCHEMISTRYとしての活動が再開するのは難しそうだけどソロとしての活動が一区切りついたらまた2人の素晴らしいハーモニーの曲が聴きたいので活動再開してもらいたいと思います
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堂珍嘉邦 ソロや演技に挑戦中の今CHEMISTRY活動休止の理由語る 復活の可能性は?
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