文芸誌『 木蓮 』の編集部に一編の新人賞応募作が郵送されてきました。
規定はネット応募のみ受け付け。
応募者の連絡先も書いていない。
要項を一切無視したその作品は破棄されるはずでしたが編集部の花井ふみ【 北川景子さん 】が目に留めます。
それは15歳の女子高生鮎喰響の書いた『 お伽【 とぎ 】の庭 』と題された小説でした。
その小説は圧倒的な才能を感じさせるもので文学界に革命を起こす力を持っていました。
偶然響と出会い何とか連絡先を知ることができた花井はその小説を世に送り出すことに成功し芥川賞✨直木賞の同時受賞という快挙を成し遂げます。
ですが響は普通の女子高生ではなかった。
自身の信念を貫き絶対に曲げない。
凶暴な一面も持つ特異人物。
やがて、過去の栄光にすがる小説家やスクープを追うことに目がくらんだ週刊誌記者生きることに絶望した作家らに影響を与える……という展開。
響の所属する文芸部の部長で父が著名な作家だが響の圧倒的な才能との差に苦しむ女子高生・祖父江凛夏役を8年ぶりの実写映画出演のアヤカ・ウィルソンさんが演じます。
ほかに高嶋政伸さん✨柳楽優弥さんらが出演。
昨年実写版『 君の膵臓【 すいぞう 】をたべたい 』を手がけ今年は『 となりの怪物くん 』『 センセイ君主 』などが公開された月川翔監督がメガホンをとりました。
とにかく初主演とは思えない平手さんの演技と存在感に圧倒されます。
予告編にも出てくるように指をへし折り顔面蹴り平手打ちなど直情径行型の響には最初はあっけにとられましたがそのうち一種の爽快感に変わっていきます。
響が小説の感想を作家に伝える際社会的地位や年齢性別などおかまいなしです。
言葉には真の感情しか込められていない。
『 あなたの小説好き 』と握手する時の笑顔に心が救われます。
圧倒的な才能カリスマ性を持っている人物はこんなにも人を引き付けるものか。
平手さんの外見は漫画で描かれている響の鋭い顔の輪郭とは真逆の丸顔ですが演技はキャラに寄せているどころではなくそのものです。
月川監督が
『 平手友梨奈は響で居ることのほうが自然体に見えるほど。
驚きの速度で成長しあっという間に魅了されてしまった 』
と語っている通り現場で監督をもとりこにしてしまいました。
ここまではまり役はめったに見られない。
漫画実写化の正統的な一編に仕上がっています。
Cast 平手友梨奈/アヤカ・ウィルソン/高嶋政伸/柳楽優弥/北村有起哉/野間口徹/小松和重/黒田大輔/板垣瑞生/吉田栄作/小栗旬/北川景子
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新しい天才女優が生まれる映画になるかもしれない作品です✨
さてさて間違いなく今月の話題映画になると思われる『 響-HIBIKI- 』が14日から公開されました✨
一人の天才女子高生作家を描いた作品ですがあまりに普通とはかけ離れた人格に驚かされる作品でもあります✨
それではキャストを紹介していきます✨